山﨑広介箱庭設計

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合同会社山﨑広介箱庭設計
〒930-0044 富山県富山市中央通り1-6-9-4F
TEL : 080-3748-8624

山﨑広介箱庭設計についてAbout

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コントロールできないことに対し、
寛容的でいられる空間

庭は本来、手を加えて整えて管理するものと思われがちだが、それを「自然」と捉え直すことで、自分の支配からそっと手放すことが出来る。ただそこに在るものとして受け入れるとき、庭は生きた風景となる。ただ眺め、気付き、共にあること。そうすることで、庭はもはや従わせる対象ではなく、私たちの自信を含む、生きた世界の一片として息づき始める。

PhilosophySpace to be tolerant of what we cannot control.

庭とは一体何なのか。決して特別なものではないし、いちいち感動したりもしない。
自分のものであっても「内」ではなく「外」に存在している庭は、
コントロールできるようで実は「コントロールができない場所」でもあるといえる。
コントロール出来ないからもう眺めるしかない。
眺めて「こういう風に変わったな」と気づいたことに対して、
それをどうにかしなきゃいけないとは思わない「寛容的でいられる空間」が庭であったら。

庭を持つということは、例えば木を植えることだったり石を据えることだったり、
それらは「手法」にすぎない。庭を通して感じる環境の変化だったり
気持ちの変化であったり、生活の変化だったり。

視界が変わることで色々なことに気がつくキッカケにもなる。
外の世界と自分の世界を繋ぐ接点にもなっていく。
そういったキッカケやタイミングをたくさん持てるようになるということが、
庭を作るということなのではないだろうか。

庭を作るということは、環境と一緒に生きるという「気概」である。
庭はアンプ。外で何が起きているのかなということを増幅して
自分に知らせてくれるものでもある。
現代人は外を歩いていてもスマホを眺めていてばかりで、
いくら外の景色が良くてもちゃんと見てはいない。

庭を眺めて外と繋がることで、外の世界で起きていることを
「受け入れざるを得ないもの」として抗うことなく受け入れるキッカケにもなる。
そう考えると「庭」も結構面白いと思いませんか?!

雪山の稜線が青空に映えるように、
ただただ景色になじむ
無個性な個性を大切にした庭づくり

My WorkA “garden with no name” that cherishes its characterless individuality.

この仕事をしていて、お客様に言われて特に嬉しい言葉がある。
それは「ずっとそこにあったみたいだ」ということ。
「ぼーっと外見てる回数が増えた」とか
「このあいだ、庭に見たことのない鳥がきたんですよ」とか、庭を特別なものではなく
「自然とそこにあるもの」として認識してもらえることが何より嬉しいし、
そういった庭づくりを目指したいと常に考えている。

ではそれは、具体的にどんな庭なのか。
私は、誰が作ったかすぐにわかるような庭には興味がない。
何かに特化してる庭であれば別に自分じゃなくて良いと思うし、

そのスタイルが得意な友人を紹介します。
だから私はあえて「得意な形」というものを作らないようにしています。
それが普遍性に繋がると信じているから。
変わらぬ良いもの、それが目指すべき「無個性な個性」の庭であると信じています。

きっと普遍性というものは、その時代時代で変化している。
でも、変化していてもその時代その時代の普遍と言われてるもの全部を探っていくと
きっとどこか根底で共通してるものがあるとも思っています。庭に限らず世界は全て。
青空に映える雪山の稜線を眺めるように、思わずぼんやりと眺め続けてしまうような
「名もなき庭」を、庭師であり続ける限り粛々と追求し続けていこうと思います。

山﨑広介箱庭設計にできること

What I can doThe key is “balance” and not to do anything excessive.

庭師として、一通りのことには対応出来ます(一級技能士なので)。
1人で庭を作りますというからには「こういうやり方もある」ということが
わかっている必要がありますし、伝統やスタンダードを理解し勉強することも大事。
そもそも引き出しがなければ何も出来ません。
景観装植や石積み工事、庭木剪定や水景工事など、
庭づくりの工程の中で必要な作業であればもちろん使います。
ただ、それらはあくまで「手法」であって「目的」ではないので
「あんなこともこんなことも出来ます!」とひけらかすことはしません。
引き出しはたくさん持っていますが、めったに開けないものも多いです。

私の哲学として、決まったやり方に固執せず、
現場や環境に合わせて色々な引出しから必要な要素だけをすくい上げて、
環境に合った庭を作ることを目指します。
特別な技法を使うための設計はしません。だから決まった色もありません。
その都度違った庭づくりを行っています。
大切なのは「バランス」であり、過度な特長ではありません。これ即ち“無個性”。

そして、庭づくりにおいて最も重視しているのが
「お客様と一緒に考えながら解決していく」ということです。

縁側に座って「ああでもない、こうでもない」というような、
お客様との「対話」を何よりも大切にしています。
提案やプランニングはもちろんさせていただきますが、押しつけは一切しません。
基本のコンセプトはしっかり守りつつも、良いなと思ったらそちらに舵をとっていく。
その都度その都度、臨機応変に。
「こうあるべき」という思い込みは取っ払って、
一緒に考えながら期待を超えていく庭づくりを常に心がけています。

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